雄大な富士山を見ながら、家族や友人とキャンプを楽しむことを想像するだけで心が躍りますよね。富士山の絶景や澄んだ空気・満点の星空が味わえるオートキャンプ場は、日常の喧騒を忘れ、自然を満喫できる最高の場所です。
富士山は静岡県や山梨県まで行かなくとも、十分に楽しめます。今回は富士山の見えるキャンプ場の特徴や富士山を楽しむためのポイント、富士山の見えるおすすめのオートキャンプ場もご紹介します。都心から近くアクセスも抜群なため、お子さんや愛犬と一緒に富士山を眺めながらのキャンプを楽しみたい方もぜひチェックしてみてください。
オートキャンプ場とは?
オートキャンプ場は、自動車やキャンピングカーをサイトに乗り入れ、テント泊や車中泊などを自由に楽しめるスタイルのキャンプ場です。テントの近くまで荷物を運べるので負担が少なく、防犯面や急な天候変動にも対応できます。いつも使い慣れている車があれば、愛犬同伴のキャンプでも安心できるでしょう。元々、オートキャンプは車に荷物をのせて旅をしながら、各地でキャンプを楽しむレジャースタイルを指す言葉でした。現代では、車を使うキャンプを広い意味でオートキャンプと呼んでいます。
オートキャンプ場と普通のキャンプ場との違い
オートキャンプ場と普通のキャンプ場は、テントのそばに車を乗り入れられるかどうかで大きく異なります。オートキャンプ場のサイトは区画をきちんと分けてあり、区画内に車を停めてテントを張ることができます。荷物が多い人やソロキャンプでも安心で、AC電源完備のサイトを利用すれば、ほぼ不自由を感じずに過ごせるでしょう。初心者やファミリーキャンプなど、楽しく快適に過ごしたい方にも向いています。
一方、普通のキャンプ場は区画のないフリーサイトスタイルが一般的です。車は駐車場に停車するため荷物の移動はありますが、決められたエリア内であれば好きな場所を選べるメリットがあります。ただし、水道や電源などの設備が少ない施設が多く、大自然を満喫できる本来のキャンプスタイルを楽しみたい方に向いています。
富士山の見えるオートキャンプ場の特徴
雄大な富士山が見えるキャンプ場では、昼・夕方・早朝と違った表情を楽しめます。富士山の見えるオートキャンプ場には共通した特徴がありますので、事前に公式サイトなどで基本情報をチェックしておきましょう。以下では富士山の見えるキャンプ場を詳しく解説します。
景色が開けている
富士山を楽しむためには、景色が開けているエリアのオートキャンプ場が良いでしょう。大自然の中のキャンプ場では、周囲を木々に囲まれている場合もあります。視界が開けており、絶景を一望できるロケーションや広大な芝生のキャンプ場などがおすすめです。また、視界をさえぎるものがないキャンプ場は、夜の星空観賞も合わせて満喫できます。
オートキャンプ場が高台にある
富士山を満喫したくても都心にお住まいの場合は、静岡県や山梨県へ訪れるのはやや負担と感じる方も多いでしょう。都心周辺でも高台にあるオートキャンプ場を選べば、周囲の人工物に邪魔されず、富士山を十分に楽しめます。標高が高いため空気が澄んでおり、より一層景色を美しく感じられるでしょう。日中は美しい景色を見下ろしながら過ごし、夜には夜景を楽しみながらロマンチックな時間を過ごせます。
サイトから富士山が見える可能性がある
テントを張るサイトの位置が悪ければ、富士山は楽しめません。オートキャンプ場を選ぶ際には必ず基本情報を見て、利用するサイトから富士山が見える可能性があるかどうか確認しておきましょう。同じキャンプ場の中でも、サイトのコンセプトによっては富士山が見えない位置にサイトが設定されていることもあります。予約時には電話などで、富士山が見えるかどうか聞いておくことも大切です。
富士山の見えるオートキャンプ場なら鋸南ほしふるキャンプ場
富士山の見えるオートキャンプ場なら、千葉県にある「鋸南ほしふるキャンプ場」がおすすめです。鋸南ほしふるキャンプ場は、千葉県安房郡鋸南(きょなん)町の高台にあります。古代遺跡のような山々や小鳥のさえずりに囲まれ、眼下の街並みから東京湾までを一望できる眺めの良さが自慢のオートキャンプ場です。ファミリー・ソロキャンプはもちろん、愛犬同伴でも、車内でゆっくり過ごしながら快適に富士山の絶景を堪能できるでしょう。
ぜひ一度鋸南ほしふるキャンプ場ウェブサイトをのぞいてみてください。
富士山が見えるメインエリアがある
鋸南ほしふるキャンプ場には3つのエリアがあり、絶景が自慢のメインエリアには、富士山が見えるサイトが用意されています。温暖な南房総半島の高台からは、富士山をはじめ周辺の山々や東京湾、夜には星空と鋸南町の夜景が楽しめます。また、早起きすれば富士山を望む朝焼けなど一生の思い出になるさまざまな景色が楽しめるでしょう。キャンプに慣れていない方には炊事場が近くて便利な「区画エリア」やソロキャンパーにはマチュピチュ遺跡のような天然の自然に囲まれた「くすくすエリア」も人気です。
各サイトの魅力や富士山の景色の楽しみ方については以下の記事でも詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。
千葉県なのでアクセスがとても便利
都心から向かうキャンパーにとって嬉しいポイントは、アクセスの良い千葉県という立地です。キャンプ場に最寄りの鋸南富山ICまでは都内から車で1時間30分、ICからキャンプ場までは2分の便利な場所にあります。長時間の移動が苦手なお子さまや愛犬も、ストレスがかかりにくいでしょう。キャンプ場の近くには、地元食材を調達できる道の駅やコンビニエンスストア・貸し切り風呂のついた温泉施設などもあります。
ペットと一緒に富士山を楽しめる
飼い主さんにとって愛犬は家族同然なため、キャンプにも一緒に連れて行きたいと思うでしょう。鋸南ほしふるキャンプ場は、ペット同伴OKなので犬連れキャンプも叶います。雄大な富士山を眺めて愛犬と共に時間を過ごし、今まで以上に絆を深めましょう。オートキャンプ場なので、愛犬が車に酔ったり知らない場所を怖がったりしても、車内のケージで休めてあげられます。
犬連れキャンプの持ち物や注意点については以下の記事で詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。
ペットOK!千葉のキャンプ場を紹介|犬連れキャンプの注意点も解説
夜は綺麗な星空が楽しめる
鋸南ほしふるキャンプ場はその名の通り、夜には美しい星空も楽しめます。キャンプ場は視界が開けた標高の高い場所にあるので、星の輝きを遮る建造物や人工的な光がありません。焚き火や車内で暖を取りながら、空一面の天然のプラネタリウムを満喫できるでしょう。空気が乾燥する秋や冬は、特に星が美しく見える季節です。お子さまや愛犬と天体観測をすれば、素敵な思い出になるでしょう。
星空キャンプを楽しむポイントについては以下の記事で詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。
ソロキャンにもおすすめ
鋸南ほしふるキャンプ場は、自由な時間を満喫するソロキャンプにもおすすめです。場内のくすくすエリアの周辺は、エネルギーがあふれる圧倒されるような大自然です。サイトは区切られているので、プライベート感も保てます。車が乗り入れられるため、急な雨風などをしのげますし、車中泊にすれば、夜間のトラブルや防犯対策にも役立ちます。また、管理棟には女性管理人が在籍しているため、女性のソロキャンパーも安心できるでしょう。
初心者のソロキャンプでの注意点については以下の記事で詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。
【初心者向け】ソロキャンプでの注意点!おすすめのキャンプ場も紹介
キャンプ場で富士山を楽しむためのポイント
日本人にとって富士山は、絶景の中でも格別な存在感があるでしょう。しかし、富士山の景色は、さまざまな条件によって大きく左右されます。ここではキャンプ場で富士山を楽しむための、大切なポイントをご紹介します。キャンプ場で富士山を最大限に楽しむために、事前に確認してみてください。
天気予報を確認する
キャンプ場は自然に囲まれているため、当日の天気が大きく影響します。事前にキャンプ場周辺の天気予報を確認し、条件の良い日程を選びましょう。Web上ではキャンプ場の天気や富士山の見やすい時期や時間などが確認できます。一般的に富士山が見える日数が多いとされるのは空気の乾燥が始まる10月~2月で、見えにくいとされるのは6月~8月です。気候の良い春先(3月~5月)は霞みやすく、夏の終わり(9月)も台風が多いので富士山が見えにくくなる傾向です。
富士山を見るなら朝の時間帯を狙う
せっかく時間が自由なキャンプに行くのですから、朝の時間帯を狙い夜明けの富士山を堪能してみましょう。朝は気温が低く大気中にチリが少ないため、富士山がよりはっきり見えます。澄みきった空気の中であおぐ荘厳な富士山は、気持ちをリフレッシュさせてくれるでしょう。7月~10月頃の晴天の早朝には、朝日で山肌が赤く染まる「赤富士(あかふじ)」が見られることがあります。1年に数回のとてもレアな現象ですが、赤富士は厄除け・商売繁盛・願望成就の縁起物とされているので、ぜひ確認してみてください。
季節や時刻を変えると富士山の見え方が変わる
富士山の絶景写真などを見ても分かるように、富士山の美しさは太陽光線の当たり方と大きく関係しています。太陽光線は日の出・日の入りの方角・高度・季節ごとに変化します。時刻によっても色や雰囲気など見え方が違うので、事前に太陽の方角を調べておき、さまざまな表情を楽しみましょう。キャンプに行く度に時期をずらせば、違う富士山の魅力を楽しめるでしょう。
冬季は空気が澄んでいるので鮮明に見える
空気が澄んでいる冬季は、富士山や星空などの景色が鮮明に見える季節です。大気中の水蒸気やチリは、太陽光が反射するため対象物を見えにくくします。しかし、冬季の乾燥した低温下ではチリが舞い上がりにくく、大気中の水蒸気も少ないため対象物がはっきり見える現象が起きるのです。冬季は晴天で湿度が低く良い条件が揃いやすいので、富士山を楽しむには最高の季節でしょう。
富士山にかかる雲にも注目する
富士山は単体で存在する独立峰のため、山脈などには見られない珍しい雲がかかることがあります。富士山にかかる有名な雲は「笠雲」です。笠雲は湿度の高い雲が山にぶつかることで起きる寒暖の層からできる雲で、富士山が笠をかぶっているような姿になります。また、笠雲と合わせて出現しやすい「つるし雲」も存在感があり、夕焼けなどに重なると美しく見えるのでぜひ探してみてください。
運が良ければダイヤモンド富士が見える
運が良ければ神秘的な「ダイヤモンド富士」も拝めるでしょう。ダイヤモンド富士は、日の出や日の入りのタイミングに富士山頂に太陽が重なり、ダイヤモンドのきらめきのような姿を見せる現象を指します。年に2回、富士山から見て東と西の方角のエリアで観測ができます。房総半島鋸南町からは、4月23日前後と8月20日前後の期間の日没時を目安に見られる可能性があります。
カメラや双眼鏡を用意する
肉眼で見る富士山の全景は雄大ですが、ぜひ、カメラや双眼鏡を準備して富士山の魅力を堪能してください。時間や季節と共に表情を変える富士山の写真は、思い出の記録として最適でしょう。キャンプ場で富士山を背景にペットと一緒に撮影をするなど、楽しみも増えます。また、双眼鏡があれば細かい部分を楽しめるだけでなく、双眼鏡越しに撮影をすれば、スマートフォンでも手軽に美しい写真を残せます。
まとめ
今回は富士山の見えるキャンプ場の特徴や富士山を楽しむためのポイント、富士山の見えるおすすめのオートキャンプ場もご紹介しました。富士山は、末広がりの形や山頂にまつられた神様などから縁起の良いものの象徴と考えられています。鋸南ほしふるキャンプ場のある鋸南町は「関東の富士見百景」に選ばれる条件の良いスポットです。
都心からも車で1時間30分ほどとアクセスは良好で、温暖な南房総にあるので夏でも冬でも快適です。お子さんやペットも安全に快適に楽しめるため、次のキャンプにはぜひ、訪れてみてください。ご予約は「鋸南ほしふるキャンプ場:予約フォーム」から簡単に行えるので、富士山を眺めるキャンプを計画する際は、ぜひ一度公式サイトをのぞいてみてください。