大自然に囲まれたキャンプ場で、清々しい空気の中お正月を迎えれば良い1年になりそうと予感する方は多いのではないでしょうか。
さらに、山々に差し込む初日の出を拝めれば、「今年はやれる気がする」と気分もアップするでしょう。
年越しキャンプには、年末年始ならではのさまざまな魅力があります。また、事前にチェックしておきたいコツもあるので確認しておきましょう。
本記事では、年越しキャンプを楽しむためのポイントを詳しく解説するので、最高の思い出づくりに役立ててください。
初日の出を見るなら千葉・鋸南ほしふるキャンプ場
年越しキャンプで初日の出を見るなら、関東から南のエリアがおすすめです。
元日は寒さが厳しい真冬であり、長野や東北、北海道などの豪雪地帯は氷点下になることがあります。
そのような場所でのキャンプだと、初心者や寒さに弱い方が初日の出を楽しむことは難しいかもしれません。
千葉県で2022年にオープンしたばかりの「鋸南ほしふるキャンプ場」は温暖な気候の南房総にあるため、元旦でもそれほど寒くはなく過ごしやすい傾向にあります。
子ども連れの家族やキャンプに慣れていない方でも、気軽に美しい初日の出を満喫できるでしょう。
ここでは、鋸南ほしふるキャンプ場の魅力を4つ紹介します。
ご予約は「鋸南ほしふるキャンプ場:予約フォーム」から簡単に行えるので、ぜひご利用ください。
南房総半島の高台から初日の出が拝める
鋸南ほしふるキャンプ場は千葉県の南房総半島、安房郡鋸南(きょなん)町の高台にあります。鋸南の町並みはもちろん、東京湾まで一望できる見晴らしの良い高台から見る初日の出は天下一品です。
敷地は広く開けたエリアなので景観を損ねる人工物が建っておらず、夜には一面の星空を眺められます。
大自然の凛とした空気の中で、気持ちも新たに新年を迎えたい方におすすめです。
富士山と初日の出で気持ち良く2024年を迎えよう
日本人が初日の出を拝むのは、豊かな実りを招く年神様を迎える風習の一つといわれています。
しかし、鋸南ほしふるキャンプ場の年越しキャンプで楽しめるのは、初日の出だけではありません。
眺望が自慢の「メインエリア」には、天気が良ければ富士山が望める区画も用意されています。
年始めに縁起の良い「初日の出」と「富士山」、太陽や海などを全身で感じて、2024年を気持ち良くスタートできるでしょう。
以下の記事ではキャンプ場で富士山や景色を満喫するためのコツをご紹介しているので、ぜひご覧ください。
炊事場はお湯が出ます
年越しキャンプでは、初日の出だけでなく温かい料理を食べながら過ごすのも醍醐味の一つです。
しかし、真冬のキャンプでの調理は何かと後片づけが大変と感じる方は少なくありません。
家族や友人とワイワイと騒ぎながら片づけるのは楽しいですが、寒い季節はできるだけ簡単に片づけたいと思うのではないでしょうか。
鋸南ほしふるキャンプ場には、いつでも温水の出る炊事場が完備されています。
冷水で凍えながら洗う必要はなく、BBQなどの油が固まってしまった食器もすぐに洗い流せます。
また、管理棟には無料のゴミ捨て場も設置されているので、冬のキャンプでも快適に過ごすことが可能です。
温浴施設まで車で約10分
大晦日や元旦は、お風呂で身体を清めたいと思う方も多いのではないでしょうか。
鋸南ほしふるキャンプ場には、24時間使える男女別のシャワールームが完備されています。
「シャワーではなく、温かいお湯にゆっくり入りたい」と思う方は、キャンプ場から車で約10分とアクセス抜群の温泉施設「笑楽の湯」がおすすめです。
湯殿は竹林や桜の木に囲まれており、小鳥のさえずりを聞きながらのんびりお湯につかれます。
利用料金は大人500円・子ども250円とお手頃価格であり、予約して別途料金を支払えば貸し切り風呂も利用できます。冷えた身体を芯から温めて、清々しい気持ちで新年を迎えましょう。
参考:「鋸南町、笑楽の湯」
年越しキャンプの魅力
キャンプの魅力といえば、大自然に触れることや外での食事、アクティビティ、テント泊などを想像する方は多いでしょう。
年越しキャンプには、いつものキャンプとは一味違う年末年始ならではの魅力が豊富にあります。
ここでは、年越しキャンプの代表的な魅力を6つ紹介します。
初日の出・富士山で縁起良く新年を迎えられる
都心には人工物が建ち並んでおり、お正月に初日の出が見られない環境の方も多いのではないでしょうか。
年越しキャンプでは、お正月の開運の象徴である「初日の出」を楽しみながら縁起良く新年を迎えられます。
また、キャンプ場によっては富士山を拝むこともできます。お正月は新しい年の氏神様をお迎えし、1年の豊かな実りを祈願するための風習です。富士山も「神が宿る」と考えられ、古くから信仰の対象とされてきました。
大自然の清々しい空気の中で神聖な気持ちになって、良い運気を引き込みましょう。
自然の中で気持ち良く新年を迎えられる
木々に囲まれたキャンプ場はマイナスイオンによって空気が澄んでいるので、気持ち良く新年を迎えられるでしょう。
家で過ごすお正月は気楽ですが、テレビやスマホを見てダラダラと過ごしてしまいがちです。人によっては「休みを無駄にした」と思い、後悔する方もいるかもしれません。
キャンプ場では自然が溢れており、さまざまなアクティビティがあるため、デジタルデトックスができます。思い切ってネットから離れ、大自然の中で過ごせば頭や目がスッキリするでしょう。
イベントが充実している
年越しキャンプの際は、自分たちでお正月グッズや遊び道具を持ち込む方は多いと思います。しかし、キャンプ場によっては個性豊かな年越しイベントが開催されていることもあるのでチェックしてみましょう。大晦日にはカウントダウンや年越しそば、元日には餅つきなどがあり、ワイワイと過ごせるイベントがあります。
一方、「静かに新年を迎えたい」と考えている方は、イベントのないキャンプ場を選びましょう。年越しは夜遅くまで盛り上がることが多いですが、鋸南ほしふるキャンプ場では静かで落ち着いた夜を過ごすことができます。
家族団欒できる
家にいると年末年始は予定が入りがちで、家族との予定がバラバラになってしまうこともあります。
思い切って年越しキャンプに来れば、何かに邪魔されることなく家族団欒の時間を確保できるでしょう。焚き火を囲みながら、「今年はどうだった?」とゆっくり1年を振り返れるのも大きな魅力です。日頃は忙しくて会話ができていない方も、家族と気持ちを共有できるでしょう。
家族以外にも友だちや恋人など、今年もそばにいてくれた方に感謝し、穏やかな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
星空が楽しめる
年越しキャンプでは初日の出を注目しがちですが、ぜひ満天の星空も楽しんでください。
冬は空気が乾燥して水分やチリが少なくなるため、他の季節よりも星が見やすくなります。
また、日照時間も短く夜が長いので、天体観測するには最適な季節といえます。
冬の星座の代表である「オリオン座」や「ペテルギウス」など、分かりやすい1等星がいくつも出ているので探してみるのも一興です。
本だけで見るよりも実際の星空を見れば、より一層子どもの学びにもつながるでしょう。
以下の記事ではキャンプ場で星を楽しむためのポイントをご紹介しています。ぜひ参考にして、美しい星空を楽しみましょう。
冬のキャンプは温かい料理が絶品!
キャンプの醍醐味はワイルドなアウトドア料理ですが、真冬はスープや鍋などの温かい料理を絶品に感じる季節です。
年越しキャンプではいつもと少し雰囲気を変えて、お正月らしい料理もプラスするのもおすすめです。
大晦日には年越しそば、元日には餅や雑煮を食べれば、新年を迎えたという区切りを感じられるでしょう。
冬場は気温が低く食べものが傷みにくいので、少し多めに料理をつくっても安心です。
年越しキャンプは事前の準備が大切
年越しキャンプはいつものキャンプスタイルとはやや楽しみ方が異なるため、事前に準備しておく必要があります。
年末年始期間は周囲の環境が違うので予想外の事態が起こってしまう可能性の考慮や、真冬の防寒対策を行っておくことがポイントです。
最後まで快適に年越しキャンプを楽しむためには、念入りに準備するようにしましょう。
店舗の営業時間をチェック
一般的なキャンプの際、食材やキャンプ用品を地元で購入している方は多いのではないでしょうか。
三が日を含めた年末年始は店舗の営業時間が変わり、買い出し用の店が開いていない可能性もあるので事前にチェックが必要です。
近くのスーパーマーケットやホームセンターが店休日であれば都心部の店に立ち寄り、買い足す必要がないように多めに購入しておくことをおすすめします。
ガソリンスタンドの場合も、セルフであっても休業している場合があるので注意してください。観光施設や飲食店、温泉施設などの営業日程も事前に確認しておけば、当日に慌てることはなくなるでしょう。
初日の出を見ることができるか確認
年越しキャンプの大きな魅力の一つが、美しい初日の出です。
人によっては、「キャンプ場は自然に囲まれているから、どこでも見えるのでは?」と思うかもしれません。
しかし、実際には山の中で視界が開けていないキャンプ場もあります。
また、「景色が良い」とネット上の口コミに書かれていても、広いキャンプ場ではサイトの位置によって日の出が見えない場合もあります。
予約をする際は、「初日の出が見たい」としっかりと伝えれば最適な区画を案内してもらえるでしょう。
早めに予約を取る
年越しキャンプの予定を立てたらすぐにキャンプ場を探し、早めに予約を取るようにしましょう。
年越しキャンプをする人は、ほとんどの方が初日の出を狙っています。場内に日の出が見られるサイトが少ないキャンプ場では、すぐに予約が埋まってしまう可能性があるため注意してください。
また、視界が開けた景色の良いキャンプ場や海岸線や湖畔を望んだキャンプ場は特に人気があるので、すぐに予約しなければ埋まってしまうかもしれません。
キャンプ場によって異なりますが、10月頃から年末年始の予約を開始するところがあるので、早めにチェックしておくと安心です。
寒さ対策を忘れずに
年越しキャンプで忘れてはいけないのが寒さ対策です。
年末年始の期間に雪が降るエリアでは気温が氷点下になることもあるため、ストーブや毛布、電気カーペットなどの防寒具を用意しましょう。
テントに関しても、冷気が侵入しにくく換気が良い冬用のものを選んでください。どうしても寒さが心配な方の場合は、コテージやバンガローなどの宿泊施設の利用を検討すると良いでしょう。
車でキャンプ場に向かう場合は、場所によってはチェーンやスタッドレスタイヤの準備も必要です。
初心者はキャンプに慣れておこう
年越しキャンプは真冬なので、春夏のキャンプよりも用意するものが多いです。
初心者の場合だと「燃料や防寒着はどのくらい必要?」など、分からないことが多いかもしれません。
その場合はいきなり年越しキャンプに挑戦せず、冬になる前にキャンプを何度か体験し、慣れておくと安心です。
キャンプ自体の経験を積めば防寒対策や必要なものの想像がつきやすくなり、準備もスムーズにこなせるようになるでしょう。
年越しキャンプに必要なアイテム
年越しキャンプはお正月という特別な日なので、持参するとより楽しめるアイテムがあります。
準備万端にしてキャンプ場に向かわないと、寒くてテントから1歩も出られないという事態にもなりかねません。心に残る楽しい思い出にするためにも、必要なアイテムをしっかり確認しておきましょう。
暖房器具
冬のキャンプで準備したいのが暖房器具です。
石油ストーブやガスストーブ、薪ストーブがあれば、テントや周辺を一気に暖めてくれます。
テントは冷気が入りにくい冬用を選び、中にはホットカーペットや電気ヒーター、電気毛布を設置しましょう。
ブランケットやカイロ、ゆたんぽなどもあればより快適に過ごせます。
ただし、燃焼するストーブをテント内で使う場合は、一酸化炭素中毒に注意が必要です。一酸化炭素は無色無臭で命に関わる事故につながる可能性があるので、「一酸化炭素チェッカー」を購入しておくと安心です。
なお、鋸南ほしふるキャンプ場にはAC電源のついたキャンプサイトや、薪や炭の販売などもあるので活用してみてください。
防寒着
防寒対策はテント周辺だけでなく、暖かい防寒着を用意することも大切です。
ダウンジャケットなどの厚手のアウターやフリースに加え、首元にはマフラーやネックウォーマー、足元には分厚い靴下やレギンスなどを選ぶと良いでしょう。
キャンプ場の夜間は想像以上に冷え込むので、都心部よりも念入りに準備しておくことがポイントです。
鋸南ほしふるキャンプ場では温水が使えますが、冷水でお皿を洗うときはゴム手袋などがあると冷たさを軽減できます。
キャンプ用の寝具
真冬のキャンプでは、寝具選びも重要なポイントです。
地面の冷気が伝わりやすいテント泊では、直接地面に身体が触れずに冬の底冷えを防止できる組み立て式の簡易ベッド「コット」を使いましょう。
また、人の形に沿ったマミー型の寝袋「シュラフ」も保温性に優れているのでおすすめです。さらに、コットの上にシュラフを置いて使えば寝るときの防寒対策はバッチリです。
お正月感のある小物
年越しキャンプの醍醐味を味わうためには、お正月感のある小物は欠かせません。
テントの入り口にしめ縄飾りをつけたり鏡餅を飾ったりすれば、お正月のキャンプを演出できます。
いつものキャンプ飯も素敵ですが、せっかくなので大晦日には年越しそばを、元日には雑煮やおせち料理などを食べてみるのも良いでしょう。
子どもたちにはお年玉をあげ、かるたなどお正月らしい遊び道具も持参して楽しむのもおすすめです。
キャンプ場は開放的な空間があるので、青空の下で凧揚げなども思い切り楽しめます。
まとめ
家だとダラダラと休んでしまいがちなお正月ですが、キャンプ場ならさまざまなイベントを楽しみながら充実した時間を過ごせます。
冬キャンプの寒さが気になる場合は、暖かい地域のキャンプ場を利用しましょう。
鋸南ほしふるキャンプ場は温暖な房総半島にありながら都心から車で1時間30分ほど、最寄りの鋸南富山ICからも2分とアクセスは良好です。
初日の出が見れるだけでなく、天気が良ければ富士山が見えるサイトもあり、お正月にはぴったりです。
清々しい大自然の中で1年を締めくくり、新しい年を最高の気分で迎えたいと考えている場合は、ぜひ一度鋸南ほしふるキャンプ場の公式サイトを覗いてみてください。