キャンプ場の天体観測に望遠鏡がおすすめな理由とは？種類や選び方を紹介

キャンプ場で眺める星空は、日常では味わえない特別な体験です。しかし、肉眼では、見える星の数には限りがあります。

そこでおすすめなのが、望遠鏡を使った天体観測です。望遠鏡を使えば、肉眼では見えない星まで観測できるため、より感動的な星空体験ができます。本記事では、キャンプ場の天体観測に望遠鏡がおすすめな理由や選び方を詳しく紹介します。

キャンプ場の天体観測に望遠鏡がおすすめな理由

• 撮影に挑戦できる
• リラクゼーション効果がある
• キャンプのテーマを広げられる
  

キャンプ場で天体観測を楽しみたい方はこちらの記事もぜひご覧ください。
『キャンプ場で天体観測！星空を楽しめる条件や楽しむためのポイント』

撮影に挑戦できる

望遠鏡をカメラに接続することで、肉眼では捉えきれない星雲や星団などの天体写真の撮影に挑戦できます。

天体写真撮影は、露出時間やISO感度、ピント合わせなどの撮影技術が必要です。しかし、試行錯誤しながら美しい天体の姿を写真に収められた時の感動は格別です。

カメラ設定を変更しながら試行錯誤を繰り返すことで、徐々に自分なりのテクニックを身につけられるでしょう。

また、写真として形に残すことで、その時の感動や思い出を友人や家族と長く楽しめます。

リラクゼーション効果がある

キャンプ場で望遠鏡を使った天体観測を行うことで、下記のようなリラクゼーション効果が期待できます。

ストレス解消：自然のなかで星空を見ることで、日頃の疲れやストレスが和らぐ

瞑想的体験：星空を眺める行為自体が、瞑想的な体験となり心が落ち着く

感動体験：星雲や星団など普段見られないものを観測し、感動を得られる

このように、キャンプ場という自然に囲まれたなかでの天体観測は、心身のリフレッシュに最適なアクティビティといえるでしょう。

キャンプのテーマを広げられる

キャンプのテーマに天体観測を加えることで、キャンプのアクティビティの幅を大きく広げられます。

昼間はハイキングやバーベキュー、焚き火を楽しみ、夜は望遠鏡を使った天体観測を行うことで、一日を通してキャンプを満喫できるでしょう。

特に夜が長い秋から冬にかけての時期や山間部など光害の少ない地域では、天体観測に多くの時間を使えるため、じっくりと星空を楽しめます。

キャンプ場で活躍する望遠鏡の種類

キャンプ場で活躍する望遠鏡は、下記2つがおすすめです。

• 屈折式望遠鏡
• 反射式望遠鏡

屈折式望遠鏡

屈折式望遠鏡は、天体からの光を対物レンズで集め、接眼レンズで拡大して観測する望遠鏡です。
屈折式望遠鏡の特徴は、下記の通りです。

• 視界全体が明るく安定している
• コントラストが良く、シャープな像が得られる
• 外気温の影響を受けにくい
• メンテナンスが比較的簡単

屈折式望遠鏡は初心者にも扱いやすく、キャンプ場での天体観測に適しています。

また、外気温の変化による影響を受けにくいため、温度変化の大きいキャンプ場でも、いつでもクリアな視界が確保できます。

さらに、コンパクトなモデルも多いので、持ち運びにも便利です。

反射式望遠鏡

反射式望遠鏡は、筒の底部にある凹面の対物主鏡で天体からの光を集め、その光を筒の先端部にある斜鏡で反射させ、接眼レンズで像を拡大して観測する望遠鏡です。

この仕組みにより、像の中心部がシャープで色収差（レンズを通した光が波長によって屈折率が異なることで生じる像の周縁部のにじみ）の少ない天体観測ができます。

また、反射式望遠鏡は大口径のものでも比較的リーズナブルな価格で入手できるため、より微細な天体観察がしたい方におすすめです。

口径が大きいほど集光力が高まり、より暗い天体も捉えられるでしょう。

キャンプ場の天体観測に向いている望遠鏡の選び方

キャンプ場の天体観測に向いている望遠鏡は、下記を参考に選びましょう。

• 携帯性
• 便利な機能性
• 口径の大きさ
• 耐久性の高さ
• 組み立ての容易さ

携帯性

キャンプ場で使う望遠鏡は、移動や持ち運びを考慮し、できるだけ軽量でコンパクトなものがおすすめです。

具体的には、重量が2kg以下、収納時の全長が50cm以下の望遠鏡を選ぶといいでしょう。

この大きさであれば、リュックに収納して持ち運べるため、キャンプ場での移動が楽になります。

便利な機能性

キャンプ場で望遠鏡を使う際は、アライメント（天体に望遠鏡を合わせる作業）が容易なモデルやオートトラッキング機能付きなど、初心者でも操作しやすいものがおすすめです。

最近の望遠鏡には、自動アライメント機能を搭載したものもあり、電源を入れるだけで、自動的に天体に望遠鏡を合わせてくれます。

この機能があれば、初心者でも簡単に天体観測を始められるでしょう。

また、オートトラッキング機能付きの望遠鏡も便利です。この機能があれば、天体の動きを自動で追尾してくれるため、天体が視野から外れることなく、長時間の観測が可能です。

口径の大きさ

望遠鏡の口径とは、対物レンズや主鏡の直径のことです。

口径が大きいほど、より多くの光を集められるため、暗い天体でも観測できます。

しかし、口径が大きくなるほど望遠鏡本体も大型化し、重量も増えるため、携帯性が損なわれてしまいます。

そのため、キャンプ用の望遠鏡としては、口径80mmから100mm程度のものがおすすめです。この口径サイズであれば、充分な集光力を確保しつつ、携帯性も両立できます。

耐久性の高さ

キャンプ場は、移動中の振動や衝撃、急な天候の変化などが起こりやすいため、望遠鏡本体や三脚が多少の衝撃や湿気に耐えられるものでないといけません。

具体的には、マグネシウム合金やカーボン繊維などの軽量で頑丈な素材のものがおすすめです。

これらの素材は、衝撃に強いだけでなく、温度変化による影響も受けにくいため、屋外での使用に適しています。

また、三脚もアルミ合金など軽量で丈夫な素材を使用し、水や湿気に強い構造のものを選びましょう。

組み立ての容易さ

スムーズに天体観測ができるように、工具不要で簡単に組み立てられるものや、初心者でも短時間で準備できる望遠鏡を選ぶといいでしょう。

具体的には、赤道儀の調整が不要な「経緯台タイプ」の望遠鏡がおすすめです。

経緯台タイプの望遠鏡は、経度と緯度の2軸で動く単純な仕組みのため、赤道儀のような複雑な調整が必要ありません。

天体の方角と高度を合わせるだけで観測できるため、初心者でも直感的に扱えます。

また、ワンタッチで着脱できる機構を採用していることが多いため、組み立てや収納も簡単です。

望遠鏡が活躍するキャンプ場の特徴

望遠鏡が活躍するキャンプ場の特徴は、下記の通りです。

• 光害の影響が少ない
• 標高の高い場所
• 設備が整っている

光害の影響が少ない

周囲に都市や街灯が少ないキャンプ場は、人工的な光の影響を受けにくいため、星空をより鮮明に観測できます。

なかでも、自然豊かな場所にあるキャンプ場では、空気が澄んでおり、肉眼でも満天の星空を眺められます。

望遠鏡を使えば、さらに多くの星や天体を観測できるため、その美しさに圧倒されるでしょう。

標高の高い場所

標高の高い場所にあるキャンプ場は、大気が薄くなり、水蒸気や塵などの影響を受けにくくなります。

そのため、星の光がよりクリアに見え、肉眼でも満天の星空を楽しめます。

そのような最高の環境で望遠鏡を覗けば、肉眼では見えない星雲や星団の姿を捉えられるかもしれません。

星雲の淡い光や星団を間近で見られる体験は、地上では味わえない感動を与えてくれます。

設備が整っている

天体観測は、長時間に渡って行うこともあるため、トイレや炊事場などの設備が整っているキャンプ場を選びましょう。

特に、天体観測は長時間に及ぶこともあるため、トイレが観測ポイントから近い場所にあると便利です。

また、水場があれば、観測の合間に温かい飲み物を作れます。秋から冬にかけての夜間は気温が下がるため、温かい飲み物があれば、寒さに悩まされることなく観測できます。

このように設備が整ったキャンプ場を選ぶことで、長時間に及ぶ天体観測でも快適に過ごせるでしょう。

望遠鏡を使った天体観測なら「鋸南ほしふるキャンプ場」

望遠鏡を使った天体観測なら「鋸南ほしふるキャンプ場」がおすすめです。

鋸南ほしふるキャンプ場は、太平洋を望む絶景と、豊かな自然に囲まれた環境が魅力です。都会の喧騒を忘れさせてくれる静寂な空間で、満天の星空を堪能できます。

キャンプ場内には、トイレや炊事場、ゴミ捨て場などの設備も整っているため、快適に天体観測が行えます。

ぜひ一度鋸南ほしふるキャンプ場ウェブサイトをのぞいてみてください。

晴れた夜にはきれいな星空が眺める

鋸南ほしふるキャンプ場は、千葉県鋸南町の高台に位置しているため、晴れた夜にはきれいな星空が眺められます。

標高が高く、周囲に人工の光がほとんどないため、都会では見ることのできない満天の星空を堪能できます。

また、望遠鏡を覗けば、肉眼では見えない星雲や星団なども観察できるでしょう。また、空気が澄んでいるため、シャープで美しい星空を楽しめます。

星空が見えるキャンプ場については、こちらの記事もぜひご覧ください。
『星空キャンプならココ！星が見えるおすすめキャンプ場 - 星空キャンプをするなら鋸南ほしふるキャンプ場（千葉県）』

首都圏からのアクセスが良好

鋸南ほしふるキャンプ場は、首都圏からのアクセスが良好で、週末を利用した気軽な天体観測キャンプにおすすめです。

富津館山道路の鋸南富山インターチェンジから車でわずか2分の場所に位置しているため、都心部からでも約1時間半で到着できます。

また、食料品店は車で約10分、コンビニと道の駅は車で約5分、温浴施設は車で約10分の場所にあるため、必要な物資を調達しつつ、温泉で疲れを癒やすことも可能です。

まとめ

本記事では、キャンプ場の天体観測に望遠鏡がおすすめな理由や選び方を紹介しました。

天体観測に望遠鏡を使うことで、星空の撮影などキャンプの楽しみ方が広がります。

望遠鏡を選ぶ際は、携帯性や機能性、口径の大きさ、耐久性、組み立てやすさなどを考慮し、自分のレベルに合ったものを選びましょう。

鋸南ほしふるキャンプ場は、光害の影響を受けにくい高台にあるため、天体観測に最適なキャンプ場です。

望遠鏡を使って、満天の星空を独り占めできる、最高の天体観測体験を味わってみてください。

ご予約は「鋸南ほしふるキャンプ場：予約フォーム」から簡単に行えます。

皆さまのご利用をお待ちしております。