雨の日のキャンプは、一見楽しめないイメージがあるかもしれません。しかし、雨の日のキャンプには晴れの日とは違った魅力がたくさんあります。
雨ならではの楽しみ方や必要なアイテムを知っておくことで存分に満喫できます。
本記事では、雨の日のキャンプの魅力や必要なアイテム、安全に楽しむポイントについて詳しく紹介します。
雨の日のキャンプの魅力
雨の日のキャンプの魅力は、下記の通りです。
- 晴れの日より空いている
- 虫が少ない
- キャンプスキルを上げられる
晴れの日より空いている
キャンプなどのアウトドアレジャーは、天気の良い日に楽しむのが一般的なため、雨の日はキャンプ場の利用者が大幅に減少します。
そのため、いつもは混雑しているキャンプ場でも、比較的ゆったりと過ごせるでしょう。
キャンプ場が空いていれば、好きな場所にテントを設営できたり、設備の順番待ちがなかったりと静かな環境で思う存分キャンプを満喫できます。
虫が少ない
雨の日は、蚊やブヨなどの虫の活動が弱まるため、比較的快適に過ごせます。
通常、キャンプ場では蚊やブヨなどの虫に悩まされることが多く、虫除けスプレーや蚊取り線香などの対策が欠かせません。
しかし、雨が降ると虫の活動が抑えられるため、虫の不快感を気にせずキャンプに集中できます。
また、雨の日は虫の鳴き声も小さくなるため、虫の鳴き声がうるさくて眠れないということもなくなるでしょう。
キャンプスキルを上げられる
雨の日は、晴れの日とは異なるキャンプスキルが必要となるため、スキルアップできる絶好の機会です。
例えば、雨を防ぎながらタープを張る経験を積むことで、設営のスキルが向上するでしょう。
どこに水が溜まりやすいか、どの方向に水が流れるかを観察しながらテントやタープを設営することで、地形や環境を読む力が鍛えられます。
また、濡れた環境で火を起こすには火種の守り方など、独特のスキルが必要です。
さらに、雨が強くなる前にタープを設置する、撤収時も道具を濡らさずに片付けるといった一連の手順を経験することで、キャンプの手際が格段に向上します。
このように普段とは違う環境でキャンプを行うことで、様々な状況に対応できる力が身につくでしょう。
雨の日のキャンプの楽しみ方
雨の日のキャンプは、下記のような楽しみ方がおすすめです。
- 焚き火やバーベキュー
- テントでゲームや読書
- 自然散策
- 釣り
焚き火やバーベキュー
タープの下であれば、雨の日でも焚き火やバーベキューを楽しめます。
焚き火やバーベキューをする際は、下記に注意しましょう。
- タープの位置を高めに調整し、火が燃え移らないようにする
- 湿気で火がつかない可能性を考慮し、多めに着火剤を用意する
- 火が大きくなりすぎないよう、薪の置き方を工夫する
- 火か消えないように定期的に様子を確認する
雨の日は気温が下がりやすいので、体を温められるホットドリンクを作るのがおすすめです。
ココアやコーヒーなどを飲みながら焚き火やバーベキューを楽しめば、心温まるひとときを過ごせるでしょう。
テントでゲームや読書
雨の日のキャンプは、テント内で過ごす時間が長くなるため、ゲームや読書を楽しむのがおすすめです。
普段は忙しくて読書する時間が取れない人も、キャンプ場の自然に囲まれた環境であれば、ゆったりとした気分で本に没頭できるでしょう。
家族や友人とグループキャンプに来ている場合は、みんなでトランプやボードゲームを楽しむのがおすすめです。
定番であるモノポリーや人生ゲームは、子供から大人まで幅広い年代で楽しめるゲームのため、盛り上がること間違いなしです。
自然散策
雨の日の自然散策は、晴れの日とは一味違う自然を楽しめるチャンスです。
雨に濡れた草木は雨に濡れた草木は瑞々しく輝き、いつもとは違う表情を見せてくれるでしょう。また、カエルやカタツムリなど、普段はあまり見かけない生き物が姿を現すこともあります。
特に家族でキャンプを楽しむ場合、小さな生き物を観察することは、子供にとって好奇心を刺激する体験となります。
泥んこになりながら歩き回ったり、葉っぱに溜まった雨水を触ったりと、五感をフルに使って自然を感じられるでしょう。
ただし、雨のなかを歩くと体が冷えたり濡れたりして体調を崩すリスクがあるため、防水性と透湿性に優れたレインウェアやトレッキングシューズを用意し、濡れても体温が奪われにくい機能性の高い服装を心がけましょう。
釣り
雨の日は水が濁り、魚の動きが変わるため、活性が上がって普段よりも魚が釣れやすいといわれています。
そのため、晴れの日には釣れなかった魚が釣れるかもしれません。
ただし、雨の勢いが強いと川の水位が上昇することがあるため、事前に雨量や川の状態をしっかり確認したうえで釣りを楽しむようにしましょう。
雨の日のキャンプを楽しむためのアイテム
雨の日のキャンプを楽しむためのアイテムは、下記の通りです。
- レインウェア・レインシューズ
- タープ
- グランドシート
- ホットドリンクやインスタントスープ
- ビニール袋
レインウェア・レインシューズ
雨の日のキャンプを快適に楽しむためには、レインウェアとレインシューズが必須アイテムです。
テントの設営時や移動時など、キャンプ中は外で活動することが多いため、いつ雨に濡れてもおかしくありません。
そこで、上下セットのレインウェアを着用しておけば、雨による不快感を最小限に抑えられます。
レインウェアは、防水性と透湿性に優れた素材で作られているため、雨を弾きつつ蒸れを防ぐ効果があります。
また、キャンプ場は雨で地面がぬかるんでいることが多いため、防水性のあるレインシューズがあると安心です。
レインシューズを履いておけば、ぬかるみを歩いても靴のなかに水が入ってくる心配がないため、快適に過ごせるでしょう。
タープ
タープは、雨の日のキャンプに欠かせないアイテムです。
タープがあると、雨を遮るスペースを確保できるため、テントの出入りや調理、食事などの活動がしやすくなります。
また、タープは雨だけでなく風も防いでくれる効果もあります。風が吹くと焚き火の炎が横に流れたり、料理中の鍋が傾いたりと、調理に支障をきたすことがあります。
しかし、タープを設営することで、風を遮断し、安定した環境で焚き火や料理を楽しめるでしょう。
グランドシート
雨の日のキャンプでは、テントの底面と地面の間に敷くグランドシートがあると便利です。
テントを直接地面に設営すると、雨で濡れた地面から水分が浸透してテント内が濡れてしまうリスクがあります。
しかし、グランドシートを敷くことでテントと地面が直接触れないため、地面からの浸水を防げます。
また、地面からの湿気を防いでくれる効果もあるため、気温低下による結露を軽減できます。
ホットドリンクやインスタントスープ
雨の日のキャンプは、気温が下がって体が冷えやすくなるため、ホットドリンクやインスタントスープを用意しておくのがおすすめです。
インスタントコーヒーやティーバッグであれば、お湯さえ用意できれば簡単に作れるため、体の内側から温まり心身ともにリラックスできるでしょう。
また、具沢山のカップスープなら、温まるだけでなく空腹も満たせます。
特に夜は冷え込みが厳しくなるため、就寝前に温かい飲み物を飲んでおけば、ぐっすりと眠れます。
ビニール袋
雨の日のキャンプでは、濡れたものや汚れたものが出やすいため、ビニール袋を多めに用意しておくと便利です。
例えば、雨で濡れたレインウェアやタオルをビニール袋に入れておけば、カバンのなかで他のものを濡らすことがありません。
また、泥で汚れた靴もビニール袋に入れて持ち帰れば、車内を汚す心配がないでしょう。
雨の日のキャンプを楽しむポイント
雨の日のキャンプを楽しむためには、下記のポイントを押さえておきましょう。
- 崖の上や急斜面の下に近寄らない
- 火器の使用に注意する
- 食材の保管と調理方法に気をつける
- 天気予報を定期的にチェックする
崖の上や急斜面の下に近寄らない
雨の日のキャンプでは、崖の上や急斜面の下に近づかないよう注意しましょう。
雨が降ると地面が滑りやすくなるため、足を滑らせて崖から転落する危険性があります。また、雨の日は地盤が緩くなっている可能性が高く、がけ崩れが発生する危険があります。
事前に地形をよく確認し、崖や急斜面からは十分に距離を取って、安全な場所にテントを設営することが大切です。
火器の使用に注意する
雨の日のキャンプでは、タープの下で焚き火やストーブを使用する機会が多くなります。
しかし、換気が不十分な状況で火を使うと一酸化炭素中毒の危険性があります。
一酸化炭素は無色無臭のガスで、少量でも吸引すると頭痛や吐き気、めまいなどの症状が現れ、最悪の場合は死に至ることもあります。
一酸化炭素中毒を防ぐためには、下記の点に気をつけましょう。
- タープの高さを十分に確保し、外気が入りやすいようにする
- タープの側面を開放し、風通しをよくする
- 一酸化炭素警報機を設置する
タープの下で焚き火やバーベキューを楽しむ際は、一酸化炭素中毒の危険性を十分に理解したうえで行動しましょう。
食材の保管と調理方法に気をつける
雨の日は湿度が高いため、食材が傷みやすくなります。
なかでも生鮮食品は、雑菌が繁殖しやすいため、取り扱いには十分な注意が必要です。
食材を衛生的に保つためには、下記の方法が効果的です。
- 冷蔵バッグや保冷剤を使って、食材を適温に保つ
- 密封容器に食材を入れて、湿気を防ぐ
- 切った食材はラップで包んで空気に触れさせない
- 傷みやすい食材から先に使うようにする
調理の際は手指や調理器具を清潔に保ち、十分に加熱するよう心がけましょう。また、生肉や魚を扱う際は、専用のまな板や包丁を使うのがおすすめです。
天気予報を定期的にチェックする
雨の日のキャンプを楽しむためには、天気予報を定期的にチェックすることが重要です。
雨の強さや風向きは変わりやすいため、こまめに最新の天気予報を確認し、天候の急変に備えましょう。
スマートフォンの天気予報アプリを活用すれば、現在地の雨雲の動きがリアルタイムで確認できるものもあるため、事前にインストールしておくと安心です。
天候の悪化が予想されるときは、安全を最優先に考え、キャンプを切り上げて安全な場所に避難しましょう。
雨の日のキャンプを満喫するなら鋸南ほしふるキャンプ場
雨の日のキャンプを満喫するなら、鋸南ほしふるキャンプ場がおすすめです。}
鋸南ほしふるキャンプ場は雨の日でも快適に過ごせるよう、充実した設備が整っています。
施設内には24時間営業の管理棟があり、困ったことがあればすぐに相談できる体制が整っています。
ぜひ一度鋸南ほしふるキャンプ場ウェブサイトをのぞいてみてください。
雨の日でも快適に過ごせる設備環境
鋸南ほしふるキャンプ場には、シャワーが男性・女性共に2つずつ用意されており、無料で使用できます。
雨で濡れてしまっても、さっぱりと洗い流せるので快適に過ごせるでしょう。また、トイレも男性・女性共に2つずつあり、すべてウォシュレット付きとなっています。
キャンプ中に雨に濡れるのは避けられないかもしれませんが、清潔なシャワーやトイレが無料で利用できる環境が整っているため、雨の日でもストレスなくキャンプを満喫できます。
千葉県でトイレがきれいなキャンプ場については、こちらの記事もぜひご覧ください。
『千葉県でトイレがきれいなキャンプ場は?メリットや選び方を紹介』
安心して焚き火が楽しめる
雨の日のキャンプでは、地面が濡れているため焚き火を楽しむためには焚き火台が必須です。
また、キャンプ場では直火での焚き火は禁止されているため、必ず焚き火台を使用しなければなりません。
鋸南ほしふるキャンプ場では、レンタル用の焚き火台が2台あるため、焚き火台を持っていない人でも安心です。
また、着火剤や薪の販売も行っているため、忘れてしまったり、途中で薪が足りなくなったりしてもすぐに購入できます。
ただし、レンタルできる焚き火台には限りがあるため、事前に空き状況を確認しておくことがおすすめです。
安心して焚き火ができるキャンプ場については、こちらの記事も合わせてご覧ください。
『焚き火ができるキャンプ場の特徴や選び方とは?安全に楽しむポイントを紹介』
まとめ
本記事では、雨の日のキャンプの魅力や楽しみ方、必需品について紹介しました。
雨の日はキャンプ場が空いているので、ゆっくりと自然を満喫できるチャンスです。
虫も少なく、静寂に包まれた空間で焚き火やバーベキュー、テントでのゲームや読書など、普段とは違った楽しみ方ができます。
レインウェアやタープ、グランドシートなどを揃えておくことで、雨のなかでも快適に過ごせるでしょう。
鋸南ほしふるキャンプ場は清潔なシャワーやトイレ、屋根付きの炊事場など、雨の日でも快適にキャンプを楽しめる設備が整っています。
ご予約は「鋸南ほしふるキャンプ場:予約フォーム」から簡単に行えます。
皆さまのご利用をお待ちしております。